なぜ結婚指輪と時計が同じ店で売られているのか?

指輪と時計が一緒に並んでいる不思議現象

「指輪を探しに来たと思ったら、なぜか時計も一緒に売っている」という、摩訶不思議な現象。日本だけかと思いきや、海外のブランドでもよくあることです。スイスのジュエリーは、時計と結婚指輪を取り扱っている所も。
なぜ、時計も指輪と一緒に売られているのでしょうか。一見すると無関係のように思われますが、密接につながっていました。

時計と結婚指輪が同じ店で売られている理由

そもそも時計は、時間を知るためのツールです。スマホで簡単に時間が分かる時代に時計を使うのは、ナンセンスと思われるかもしれません。でも時計は単に「時間を知るだけ」の、アイテムではないのです。
時計は時間を知るアイテムであると同時に、時間を刻むアイテムでもあります。同じ苗字になれば、同じ時間を過ごすことになるでしょう。幸せいっぱいの時間は、何よりも尊いものです。時計は、幸せな時間を刻む素敵なアイテム。だからこそ、結婚指輪だけでなく時計も一緒に売られているのです。

技術的な理由もある

ロマンチックな理由がある一方で、実用的な意味もございます。時計は、凄腕職人の技術がなければできないもの。数ミクロ単位のズレがあれば、時計は時間を刻むことはできません。今は機械生産が中心となっているものの、最終的にはプロの職人の手が入ります。時計作りで培った技術を応用したのが、結婚指輪です。
ある意味商売の幅を広げるためでもありますが、職人の技術を「時計だけ」にするのは、あまりにも勿体ない話です。

ノクルは日本のブランド

「ノクル」は、日本の時計ブランドが手掛けた結婚指輪シリーズになります。語源は「私達の」の意味を持つnosと、「ハート」の意味を持つcoeur。デザインに派手さはないものの、ところどころに職人の技術が光っている指輪となっています。
「ノクル」を手掛けた日本の時計ブランドは、世界的にもかなり有名です。特に技術力の高さは群を抜いており、特に時計オタクからは大絶賛の嵐。一時期は「スイスの時計ブランドよりも技術力が高い」とまで、言われていたほど。日本時計ブランドを手にするためだけに、わざわざ来日する方もいらっしゃるのです。